今年の目撃件数は過去10年で最少…クマのエサとなるブナの実などの成り具合は「平年並み」石川

09/21(木) 18:16

秋の行楽シーズンを前にクマのエサとなるブナの実などの成り具合が公表されました。

クマを目撃した男性:
「黒いのおった。どこにおったかというとあっこにおった。でっかいクマやった」

7月に宝達志水町で相次いで目撃されたクマ。
そのおよそ1週間後には・・・

記者：
「加賀市永井町の月うさぎの里に朝早くクマが出没したということで、現場は物々しい雰囲気となっています。」

今年はクマの活動が活発になる秋より前に県内の広範囲でクマが目撃されています。

こうした中、県庁で開かれた会議。

クマのエサとなるブナやミズナラ、コナラの実の成り具合はいずれも平年並みと報告されました。

今年のクマの目撃件数は、9月12日までに134件で、過去10年の中で最も少なくなっています。

県生活環境部自然環境課　野上達也課長補佐：
「餌のほうは並作ということですけれども住民の方はドッグフードとか生ごみを屋外に放置しないそういった対策を行って頂いてクマを里の方を引き寄せないそういった対策が重要」

県は山菜採りなどで山に入る際は複数人で行動することなどを呼びかけています。