鉄道ファンは夜中からスタンバイ…新開業の北陸新幹線金沢-敦賀間に検査車両『East i』登場

09/25(月) 16:04

いよいよ車両の走行試験が始まりました。

北陸新幹線敦賀延伸まであと5カ月あまり。

9月23日、金沢から敦賀まで検査車両イーストアイが線路を走り鉄道ファンや地元住民から歓声があがりました。

来年3月16日に開業する北陸新幹線、金沢・敦賀間。

23日から車両の走行試験が始まりました。

見に来た子ども：
（Ｑ何見たの？）「イーストアイ！」
（Ｑかっこよかった？）「うん」

白い車体に赤が映える車両。

検査用の新幹線車両「イーストアイ」です。

レールや架線、信号などの設備に異常がないか、時には停車しながら点検していきます。

車両試験が始まったのは日の出前。

あたりはまだ真っ暗でした。

記者：
「見えました！イーストアイです」「時刻は午前４時半ごろ…まもなく小松駅に入ります」

到着スケジュールは明らかにされていなかったため鉄道ファンは夜中からスタンバイしていました。

仙台から来た鉄道ファン：
「初めて走るっていうのがいいなと思って」
「地元の人が楽しみにされていた瞬間なのかなって思って感動しました」

検査のためイーストアイは時速30キロから45キロとゆっくりとしたスピードで走ります。

珍しいイーストアイの姿を一目見ようと加賀温泉駅近くにも住民が集まっていました。

地元住民：
「すごくわくわくして嬉しい気分」
「楽しかった」
「またかがやきも見られるといいね」

そして、いよいよイーストアイは福井県へ。

記者：
「時刻は午前９時４６分です」
「いま、イーストアイがゆっくりと芦原温泉駅に入っていきました」

福井県杉本知事：
「安全に開業の日を迎えられるように祈りますしこれから半年間、プロモーションであるとかおもてなし、二次交通の整備も加速をしてしっかりと行っていきたい」

走行試験は12月9日まで。

あすからは北陸新幹線Ｗ7系がこの区間を走ります。