人手不足解消以外にインバウンド対応にも…外国人留学生と企業をマッチングする合同説明会 金沢

09/28(木) 17:20

人手不足で悩む企業にとって注目されているのが外国人労働者です。

金沢市内の専門学校で外国人留学生と企業をマッチングする合同企業説明会が開かれました。

金沢市内で開かれた合同企業説明会。

参加しているのは外国人留学生です。

日本は少子高齢化や人口減少が進み、企業にとって人手不足は深刻な課題となっています。

そこで注目されているのが外国人労働者。

去年は宿泊業など3業種に限定していましたが、今年は全業種を対象に参加企業を募ったところ、去年のおよそ3倍となる29社が参加しました。

車メーカーの担当者：
「今整備士の学校の日本人の在籍数も年々下がっているので今まだ余裕のあるうちに外国人材の採用にトライして人材不足に備えたいと思っています」

参加した学生：
「ホテルで働きたいです、ホテルのお客様はいろいろな国から来るから話すことはいいです」
「外国人としては国に帰るときもあるから休みがどうなっているのかなとか聞きたいし、何を外国人に期待しているかどんな資格が欲しいかなど企業の人に聞きたいです」

今年の春、この学科から日本の企業に就職した留学生は12人。

今回の合同説明会では、この学校を卒業して企業に就職した先輩が仕事の中身を説明する姿がみられました。

企業に就職した留学生：
「シェフさんになりたいというイメージだったらその試験はあります、日本では。でもそれは最初にとるわけじゃなく経験を積んでから仕事をやりながらでもとっていくことができます」

ホテルの担当者：
「毎日、たくさんのお客さんをお迎えする中で海外のお客様への対応もしっかりとしていただいています。お客様がたくさんみえる状況でスタッフが不足しているところを（外国人材を活用することで）埋めたいと思っています」

人手不足だけでなく、インバウンド需要に対応するためにも「外国人労働者」は企業にとって重要な鍵となりそうです。