特定少年に懲役3年　美人局事件で強盗致傷罪に問われた当時19歳に判決

09/29(金) 17:34

去年10月、少女がＳＮＳで知り合った男性を呼び出し、待ち構えていた少年らが暴行の上、現金を奪った美人局事件。強盗致傷の罪に問われた当時19歳の特定少年に対し金沢地裁は懲役3年の判決を言い渡しました。

この裁判は、去年10月、当時19歳の元少年が他の4人の少年少女と共謀しＳＮＳで知り合った男性2人を相次いで呼び出し暴行を加えた上、現金を奪った強盗致傷の罪に問われているものです。

29日に開かれた判決公判で金沢地裁の野村充裁判長は、元少年は被害者に執拗かつ一方的に暴行を加えていて、遊ぶ金ほしさという動機も身勝手で強い非難に値すると述べました。

一方で、被害者と示談が成立していることや元少年が反省しているなどとして懲役3年の判決を言い渡しました。

最後に野村裁判長は、元少年に対し「罪を償った上で自分や家族、そして大切な人のためにもしっかりと更生してもらいたい」と述べていました。

被告の元少年は県内で初めて特定少年として起訴され検察は氏名を公表していました。