34年ぶり交代…前田家18代当主・利祐氏が長男の利宜氏に家督譲る考え 尾山神社の神事後に発表

10/03(火) 18:17

34年ぶりに前田家の当主が交代します。

金沢市の尾山神社で創建150年を祝う式年大祭が開かれ報道陣に対し前田家18代当主・利祐さんが長男の利宜さんに家督を譲ることを明かしました。

加賀藩の礎を築いた前田利家がまつられる尾山神社は1873年、旧加賀藩士などによって現在の場所に建てられ今年150年を迎えます。

これを祝ってきょう式年大祭が開かれ前田家の18代当主・前田利祐さんや神社の役員などおよそ100人が参列しました。

そして神事が終わった後、前田利祐さんは報道陣に対し来月88歳と高齢になることから長男の利宜さんに当主の地位を譲る考えを示しました。

前田家の当主交代は34年ぶりです。

新たに当主となる利宜さんは東京都出身の59歳。

現在は京都府にあるイノダコーヒで社長を務めています。

前田家は11月3日に尾山神社で奉告祭を執り行い、当主交代を神前に報告するということです。